ラシュアの章


「異端児」 「変異体質」 そう呼ばれる人間がいる。

人にはない能力を持って産まれてくる新人類。

宗教の信仰が厚いこの国ではそういった人間ばなれした人種を畏怖する人もいれば反対に

神の子扱いする人もいる。

実際は化け物でも神の子でもなく.....だたの人間なのに。

物心ついた頃には軍の能力開発施設にいた。

同じように「特殊能力」を持った者やその可能性がある子供を集め開発をするための施設で、

その中にはいろんな能力を持った子供がいて家族のように育った。

オレの場合は、行きたい処にすぐ跳んでいけた。

それがどんなに離れていても距離よりもその場所のイメージで移動できる。

便利だと言う人もいるが......それがどんな危険な事か、その意味がわかったのは随分後の事だった。


「人は 自分に理解出来ない存在を恐怖する。

   自分にはない能力に嫉妬する。」

初めて『風見 鏡夜』とかわした言葉。


あれからずっと お前と一緒に行動してきた。

お前が何を考え どう生きていこうと 友として同じ場所で生きると誓った。

それがオレの存在理由だと思うから..........。

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